人工透析室

当病院では、平成27年4月より人工透析治療を開始いたしました。現在透析を行っている患者様、これから透析を始める患者様に対し、より良い治療を行う所存です。具体的には、個人個人に合わせた「しっかりとした透析」を心掛け、生活の質を上げていけるようにしたいと考えています。これは、透析量が不足することにより尿毒症性物質が蓄積し様々な合併症を引き起こし、ひいては「長生きできない」ということに繋がるからです。そのために最新の透析機器を導入し、1日1クールの透析で時間の余裕を持たせ、透析時間の延長を可能にしたり、スタッフ、管理栄養士による栄養指導の充実を考えています。

また、透析患者の大きな合併症として心臓、脳血管障害、消化管出血や骨・関節の障害が挙げられますが、当院では循環器科、脳神経外科・内科、消化器内科・外科、整形外科が常勤となっておりますので、適切な対応ができると思っています。

バスキュラーアクセス(シャント)トラブルに対しては、自己血管あるいは人工血管によるシャント手術やカテーテルによる血栓溶解、血管拡張を行っています。

最後になりましたが、透析患者様が「元気で長生き」できるような透析治療をスタッフ一丸となり、実践していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

泌尿器科部長 松岡久光